2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

型を意識する

プログラミング言語では duck-typing のほうが好きで、Java のインターフェイス至上主義にはうんざりなのだが、数学書を読む時は型を意識することがすごく大切なのだと日々実感している。 何の集合なのか。集合の集合とかも出てくる。 どこからどこへの写像…

問題を解く方法の見つけ方

問題を解く方法の見つけ方(meta-algorithm)として、最近思っていること。 順番を決める 要素に順序を入れて、一意な並べ方に正規化する。つまり、順列を組み合わせにできないか。DAGだとトポロジカルソートして順番を入れることができる。これが有効だったり…

中島敦とゲシュタルト崩壊と言語の恣意性

中島敦の「文字禍」にゲシュタルト崩壊 Gestaltzerfall が描かれていることは、そこそこ有名である。該当箇所を引用してみよう。 その中に、おかしな事が起った。一つの文字を長く見詰めている中に、いつしかその文字が解体して、意味の無い一つ一つの線の交…

R で整数の分割

R で整数の分割を列挙するには、partitions パッケージを用いる。 library(partitions) parts(5) # 5 の分割 (行列が返る。タテ方向に分割が入っている) P(5) # 上の個数 == ncol(parts(5)) restrictedparts(5, 3, include.zero=F) # 5を3つに分割 R(3, 5, i…

楽しみな曜日

私は毎週、月・水・木・金曜日を楽しみにしている。月曜日は Nature AOP (Advanced Online Publishing; 速報版)、水曜日は Protein Data Bank、木曜日は Nature 本誌、金曜日は Science 本誌の更新日だからである。どんなすごい研究が載っているのか。どんな…

ものを書く速度

高校生くらいまで、私は筆が速かった。筆といっているが、もちろん比喩的な意味である。実際にはテキストエディタで文章を紡いでいる。一時間で10KB近く書くこともできた。今は違う。少し手を動かしては手が止まり、また打っては前の行を削ったりする。肉体…

たかだか有限個

「所詮、たかだか有限個だから」といった言葉を聞くことがある。有限個ならば、全探索で総当たりすれば理論的には解ける。つまり1つ1つ調べていけばいいのだ。無限個だったり、範囲が有限でも連続だったりするとそうはいかない。もちろん現実には時間やメモ…

Python のモジュールについて

普段 Python は PyMOL の拡張を書くときくらいしか使わない「にわか」なので、文字コードとかいろいろなところで引っかかっている。今回はモジュールについて。例として cctbx を挙げているが、他のモジュールでも同じである。cctbx は互換性問題などのごた…

R の [] 演算子の落とし穴

R でベクトルやリストなどから要素を選択する [] 演算子。諸言語のように添字で要素を選択することもできるが、真偽値ベクトルを渡して選択することも可能で、 df[df$CATEGORY == 1] のようにして日々お世話になっている。問題は、真偽値ベクトルに NA が含…

複数の条件を満たすセルを数える

条件を満たすセルを数える - biochem_fan's note で、Excel や Calc で COUNTIF 関数を使って条件を満たすセルを数える方法を説明した。では、複数の条件を満たすセルを数えるにはどうすればよいのか。Excel の場合は COUNTIFS 関数があるが、Calc には存在…

ssh -X で X Window の PortForwarding

ssh -X を使うと、リモートサーバ上で動いている X クライアントの画面をローカルで動いている X サーバに表示できる。X クライアント(=X Window アプリケーション)は、DISPLAY 環境変数を参照して表示先(X サーバ)を特定する。DISPLAY=192.168.0.1:3.0 とな…