「A については文献 3 に詳しい」みたいな表現の「に」が面白いよね。口語的では「文献 3 が詳しい」のほうが普通だが、書き言葉では「に」も使う。 口語の「に」だと「A さんは X に詳しい」という使い方のほうが普通になる。
読んだ
Nature "AlphaFold3 — why did Nature publish it without its code?" 何も答えてなくて草。他の人も呆れている(1, 2, 3, 4)。
PC watch "4 万円切りで 13 型の大画面タブ「TECLAST T65 Max」。通話通信も可能で侮れない 1 台"
画面解像度さえ高ければ実用十分なのだが……。Chips and Cheese "Comparing Crestmonts: No L3 Hurts"
L3 cache がない Meteor Lake LP-E core の性能分析。Nature "Experimental obesity drug packs double punch to reduce weight"
GLP-1 agonist と NMDA blocker の conjugate。後者だけだと、あちこちの NMDAR に作用して副作用が強くなってしまう。PC watch "新 Surface Pro/Laptop の進化を分析。「AI PC」の本格始動を予感させる理由とは?"
ライブ音声通訳とかもローカルで走らせるのか。興味深いけど、「おもちゃ」のレベルを超えて使い物になるのかしら。文字の機械翻訳ですら、意味が逆になることがあるのに。ペイントの作画支援も同様。PC watch "「Zilog Z80」の生産終了と、Intel Baseline Profile 登場について思うこと"
「原発乗っ取り」(ベースクロック発生機の入れ替え)は知らなかったが、Athlon Golden Finger とか Celeron 300A の話とか懐かしい。オーバークロックはあの頃が一番好き。周波数上げてちゃんと安定して動いてたし、お得感もあったし、マニア的満足感もあった。液体窒素とか使って不安定なのを無理やりベンチマーク完走するだけの短時間動かすとか、今回の件みたいに、すごく消費電力が増えたり寿命さえ縮まるような領域で使うのは、お得感も実用性もなく、単にクロック周波数そのものが目的なスポーツになってしまっている気がする。PC watch "Windows 11 次期大型アップデート「24H2」、Release Preview チャネルで配信へ"
「Windows Copilot のスタンドアロンアプリ化」というのは、オフラインで動くようになるという意味かと思って期待したら、右側のバーとしてじゃなくて、普通のウィンドウアプリとして動くようになるということっぽくてがっかり。日本癌病態治療研究会 "Painting the mice"
William Summerlin による捏造事件などの話。皮膚移植の成功を捏造するため、白いネズミの皮膚をフェルトペンで黒く塗ったという。あまりに杜撰で草。
それはそうと、ネット上での論文不正探しを「若気の至り」と書いて、つい不正行為に手を染めてしまうことと並列して述べることには違和感。日本癌病態治療研究会 "The first surgeon to perform gastric resection"
有名な Billroth よりも前に胃切除を試みた医師が二人いるが、術後間もなく死亡していて、成功とは言えなかったようだ。東京醫科大學雜誌 "胃癌手術: 温故知新"
上の記事で紹介されていた Billroth の胃癌手術 (1881/1/29 )の詳しい解説。とても興味深い。1883 年のリンゲル液の発明前なので、栄養液を浣腸でいれるとかすごい発想だなあ。あと、初の手技なのに手術時間 1 時間半という手際もすごい。残念ながら既に腹膜播種があり、患者は退院後 4 ヶ月後に死亡している。- Mikulicz disease: Benign lymphoepithelial lesion とも言われ、Sjögren syndrome にしばしば合併する良性リンパ増殖疾患らしい。
- Lembert suture: 管腔縫合法の一つ
- 微温等: 微温湯の間違いか。
Gastric Canter "Report about the present condition of Billroth’s stomach specimens" ReadCube
なんと、上の手術で摘出された腫瘍と、剖検時に摘出された残胃の標本が残っているらしい。