2024-05-21 (Tue)

デートの服装を悩む女の子

男女の恋愛物のアニメでヒロインがデートに着ていく服に悩んでいるシーンを見ても、くだらない事で悩んでるなあと共感できないでいたのだが、百合アニメ(最近だと「ささやくように恋を唄う」)だと、尊いってなるの謎。幼馴染とか姉とかが、「その服いいじゃない?」「かわいいよ」って励ますのも良い。でも、それと同時に、ああいう服、一式で 2 万円とかする(下手したらもっと?)のを考えると、そういうリソースは別のことに使って欲しいかなあという気もしてしまう。

あと、制服がない学校の生徒向けに、「なんちゃって制服」というブレザーとかセーラー服とか制服っぽいデザインの服があるらしいが、そういう学校に通って、今日はどれで行こうとか考えたり、「そのスカート短すぎない?」「このくらい普通だって〜」みたいな会話するのすごく憧れる(TS 転生系なろう小説中毒)。

Intel WiFi chip の Access Point モード

Intel の最近の WiFi chip では、AP モードが 2 GHz 帯でしか使えないとされている。その理由として、LAR (location aware regulatory) が失敗 して、2 GHz 帯しか使えない、一番無難な地域設定 00 が適用されてしまうからだとされている。古いバージョンの Linux の iwlwifi モジュールでは lar_disable=1 というオプションがあったが、これは除去された

自分の端末 (Intel Wi-Fi 7) で調べたところ、iw reg get によるとチップ自体の LAR はきちんと動作していて phy#1 (self-managed) country JP: DFS-UNSET となっていた。self-managed というのはチップが自分で規制情報を管理していて、OS (ユーザ) からの設定を受け付けないという意味である。ここでは 5/6 GHz 帯は定義されているものの、PASSIVE-SCAN フラグが立ってしまっている。一方、システム全体のほうは global country 00: DFS-UNSET となっていたので、sudo iw reg set JP とした。そうしたら、global のほうの PASSIVE-SCAN フラグが外れた。これは Linux kernel の持っている日本の規制情報が読み込まれたことを意味しており、country JP できちんと 5/6 GHz 帯が定義されている。ところが、iw list で見ると、5/6 GHz 帯は全て no IR フラグが立っており、自分からは通信を開始できないことになっている。これは、global と phy #1 のうち、より制限の厳しいほうが適用されているからだ。その結果、既存の AP に対して接続することはでき、実際十分な速度が出るが、AP としては動作できないことになる。

以上をまとめると、5/6 GHz 帯で AP モードが動作しない理由は、最初のページの記載にあるように LAR が正しく地域を認識できないためではなく、チップ自体が持っている規制情報が電波法の要請よりも厳しくなっており、PASSIVE-SCAN = no IR フラグを立てているからだと考えられる。Intel "Do Intel® Wireless Adapters Support Master or AP Mode?" ではっきり AP モードには非対応と書いているくらいなので、意図的なものかもしれない。残念ながら、この規制情報は Intel の提供するファームウェアの binary blob (.pnvm ファイル)にハードコードされており、ユーザからはいじりようがない(し、いじってはいけない)。

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