画像生成 AI の速度評価として時々使われている「神里綾華ベンチマーク」、去年のお盆休みからずっと原神やってるのに、原神の神里綾華のことだと認識してなかったw
回折像のスクリーンショットから指数付け
アグロデザイン社のカレンダーに掲載されている回折像 から指数付けしてみた。
波長 1 Å を仮定し、カメラ長を探索したところ、hexagonal lattice で綺麗に指数がついた。ビームセンタは自明。ピクセルサイズについては、PILATUS 3 は 172 um/px で 1 module が 487 x 195 px なのに画像上は 1 module が 414 x 166 px なことから導出できるが、ピクセルサイズとカメラ長はペアでしか意味をなさないので、172 um/px で固定してしまってカメラ長を探索しても、得られる格子が変わることはない。一方、波長が本当に 1.0 Å かどうかは分からないので、格子定数には定数倍の自由度が残る。
回転軸方向と回転幅(deg/frame)については、もともと 1 枚しかないので適当で問題ない。ただし DIALS の場合、幅を小さくしすぎたら指数付けに失敗した。RMS Z がフレーム単位なので、RMS X/Y とのバランスが悪くなるようだ。もちろん、still として import しても指数がつく。
一番面倒だったのは DIALS が対応している画像形式に変換すること。元画像から切り出してグレースケール化し、ImageMagik の convert -negate
で白黒反転した上で TIFF で保存。IMOD の tif2mrc -f
で MRC 形式にして読み込ませた。なぜか signed/unsigned 周りがおかしくなったので pedestal=-128
として逃げた(積分せず、spot finding さえできればいいので定量性は不要)。
読んだ
- "Channel width impacts on range"
WiFi で全体の出力電力が一定のとき、帯域幅を変えると SNR はどうなるのか? スペクトルが拡散するだけで信号電力は同じだから下がらない、むしろ、特定の周波数に存在するノイズの影響を受けにくくなるので有利だと考えていたのだけれど、ノイズの強度が帯域に比例して拡大するので、SNR は悪化するという。