2024-10-11 (Fri)

原神 5.1

原神 5.1、魔神任務第五章第四幕までやった。一・二幕は面白かったのだが、今回は正直いって期待はずれ。

三幕は自分で操作したり戦闘する場面が少なく、一方的に紙芝居を見せられているような感じがして退屈だった。例えば潜入ミッション、今までなら操作させてくれたよね。シトラリも、イマイチどういうキャラなのか把握しづらかった。長命種なのか、ファルザンみたいに何かあったのかとか。台詞のカタカナになっている部分もどういう意図なのか分からない。今風の言葉を頑張って話しているという設定らしいが、特に現代っぽい言葉になっているわけでもないし、発音がおかしいわけでもない。英語でも同じみたいだ。中国語のテキストや音声だと違うのだろうか?

四幕はヘビーな展開になったわけだが、戦闘自体はいつもの敵とたいして強さが変わらないので、ストーリ上のシリアスさをゲームとしての難易度や演出にうまく落とし込めていない印象を受けた。普段だってフィールド上に敵キャラクタが遊弋する中を暮らしているわけで、今回ここまで悲惨なことになったということの説得力が乏しい。もちろん、アビスの瘴気の影響だという設定はあるのだけれど。気球から見る光景も、画面が暗くなって所々に敵が見えるだけで、冗長。それから、ゲームシステムの都合上難しいというのは分かるけれど、深刻な事件があった・たくさん死んだという描写のあと、(一部のキャラがいなくなったこと以外)ほぼ元通りのマップに戻ってしまうというのは演出上厳しいものがある。フォンテーヌも津波のあとにケロッと元通りという難点があるけど、じわじわサスペンスが高まったフォンテーヌと違って、今回は悲劇の描写自体が唐突だったので、なおさら没入しにくかった。

キャラクタの死もクイクはともかく、他は「よく知らないキャラクタが死んでるなあ」くらいの印象しか受けなかった。他のストーリでもキャラクタが死ぬ話はいくつかあったが、例えばナヴィアの従者(マルシラックとシルヴァ)みたいにプレイヤーにキャラクタを十分に印象づけてからにしないと悲劇性が薄まってしまう。部族もまだ半分しか出てきていないわけで、5.2, 5.3 では他の部族までマップを広げて、イベントもいろいろ描いて、キャラクタや土地も愛着を持たせておいてから、5.4 以降でこの話をやったほうがよかったのではと思う。

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