2024-08-22 (Thu)

青衣引けた!!!

LLM にメカ娘小説の案を出してもらう

神に「幼馴染が事故にあって全身機械化して、恥ずかしがってもじもじしながら自分のメンテマニュアルを渡してくる小説が読みたい」と言ったら、「ChatGPT に頼んでください」と言われた。NSFW 判定されて回答してもらえないんじゃないかと思ったが、

SF 小説を書こうとしています。序盤の設定を伝えるので、興味深い展開を提案してくれませんか?

として prime したうえで、

近未来を舞台にした SF 小説です。

世界観: 人間の意識を電子頭脳に移す技術が開発されつつあり、試験段階にありますが、それほど世間には知られていません。したがって、体と意識を機械化人間は、まだ奇異の目で見られることがありますし、機体の不具合によるハンディキャップを背負うこともあります。

展開: 主人公は高校生の男子です。親しい幼馴染のヒロインがいます。ヒロインは不慮の事故にあい、救急病院に搬送されます。意識はありますが、大量出血と感染のため、延命治療は困難という診断をうけ、意識の電子化と体の機械化を提案されます。少し悩みますが、それ以外の手段がないことから、機械化に同意します。

数週間後、機械化したヒロインと主人公が再開します。この後の展開を考えてください。

と要求したところ、かなりいい感じの提案をしてきた。Gemmi も同様のリクエストで、良い回答をしてきた。でも、LLM はプロットは提案できても、萌えは細部に宿るからなあ。抱きしめたらファンの音が聞こえたとか、シーク音が聞こえたとか、そういうのがたまらないんだよね。

というわけで、新規のセッションで追加質問。こちらは、元人間という設定を明示しなかった。

SF 小説を書いています。ヒロインは全身が機械でできたアンドロイドの女の子です。ヒロインは、自分の体の機械っぽさが主人公に伝わることを恥ずかしく思っています。例えば、抱きしめられた時にファンの音がしたりシーク音が聞こえてしまうこと、感情が高まると処理落ちして言動がカクついてしまうこと、時々システムメッセージを発声してしまうこと、体重がとても重たいことなどです。このような機械らしさが伝わってしまうシチュエーションとして、他にどのようなものが考えられますか?

とか

涙を流す機能がないとか、食事の必要がないから味覚がないとか、呼吸をしないので笛を吹けないとか、人間ならできる行為ができなくてショックを受ける展開も興味深いかもしれません。このような場面として、他に何が考えられますか?

とかにもそれらしい回答をくれた。

ただ、いずれもどこかで見たことのあるシチュエーションばかりで、新規性はなかった。LLM のフィルタについても、とりは性的描写は不要という立場なので、Pixiv 小説とかにありがちな「性的機能が暴走する」みたいな展開は提示されず、少年誌レベルの展開を提案してくるので、かえって良かった。

なお、神からは「なんか最初からロボなら良いんだけど、もとが人間っていうのがやっぱり猟奇性を感じるんだよな」とドン引きされた。まあ実際、そこに嗜虐性を感じる層もいる(人形化とか固めというジャンル)。でも、コンプレックスを抱えてたのを乗り越えるカタルシスって、物語の定番パターンだし、元人間にひどいことをするっていう嗜虐的な内容が主眼ではなく、ちゃんと心理描写がしっかりしてればアリだと思う。それこそ、ヒロインが吸血鬼とかになってしまって、空を飛べたり超能力使えるようになるけど、太陽の下は歩けなくなるみたいな展開も猟奇的だと思われてしまうのだろうか。とりはそういうのも大好物です! 親友だと思ってた子を「血が美味しそう」って感じてしまって、自分の変化にぎょっとするシーンとか、すごくいいですね。

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