2023-11-26 (Sun)

読んだ

  • なろうで「悪童ピアニストと内気な剣道女子のための叙情的組曲」を読んだ。
    これは傑作。全体的にシリアスだが、軽妙な描写もあって読者を疲れさせない構成力。何より、クラシック音楽・ピアノ演奏の描写のレベルが高く、本当に分かってる人が書いてるんだなあと思った。
    一方、気になる点を挙げるとすれば、事務所の力が強すぎるように感じた。未成年者とはいえ、社長が親権まで引き取ってたわけじゃないよね。それから、Liebesträume の歌詞で Umlaut が抜けているのと、ロシア語の к は与格支配なので人名も格変化して -я は -e になるはず。

  • Science "Credentials aren’t everything"
    大学院を中退して働いていたが、博士号必須の求人が多いので大学院にまた入った人のエッセイ。自分が目にする求人は博士号あるいは同等の実務経験というものが多いけど、国によってはそうではないのかしら。

  • Science "Brain games?"
    BBB と脳梗塞などの分野での大御所 Berislav Zlokovic に研究不正疑惑。例示されている問題画像を見る限りでは、不正は明らかだと思われる。

  • Science "Deal to build pint-size nuclear reactors is canceled"
    原子炉の新しい設計自体はチャレンジする値打ちがあると思うけど、小型化して冷却が簡略化できるというだけでそんなに安く上がるはずないよねえ。

    • ratepayer: 公共料金(ここでは電気代)を払う人
    • debacle: 大失敗

アニメ

「葬送のフリーレン」が安定して面白い。フリーレンのタイツについてのツイートを見かけたが、とりもこのタイツはたしかに好き。二次元キャラのこういう衣服って、薄かったりテカテカ感を出してるのが多いけど、本作のは分厚く暖かそうな質感が良い。(魔物素材はあるかもだが)化学繊維なんてない世界観ともマッチしている。

薬屋のひとりごと」も良い。