入国〜ヒースロー空港付近で一泊する

記録のために、さかのぼってメモから記述中。投稿日と日付は一致しません。

London Heathrow Airport には 17時過ぎに到着した。学生ビザを持っていたせいか入国審査もごくスムーズで、事前に登録していた指紋と照合されただけだった。以前に summer student や visiting researcher で渡英した時は invitation letter の確認のほか、いくつかの質問をされたが、それとは大違いである。

国際線の多くは Terminal 1 に到着する。ここで地下に降りると Heathrow Express がある。Heathrow Express は London Paddingtion station を始点としたY字型の路線で、分岐部分に Terminal 1&3 があって、二股の先に Terminal 4 と 5 がある。ちなみに Terminal 2 は建設中だ。ロンドンへの切符は15分の乗車なのに2000円くらいして割高感が否めないが、Terminal 間の移動は無料である。完全にバリアフリー化されているので、

Terminal 5 の裏手からは近郊向けのバスが出ている。空港周辺のホテルが多いエリアとの間は無料である。車両の前から乗って、中央にある扉から降りる。京都の市バスの逆だ。無料区間を乗るときは、運転手には特に何も言わなくてよい。

この日は、Heathrow Lodge というところに泊まった。一番安かったからである。en suite single で 50£弱。B&B ではなく、朝食はついていない。Terminal 5 には、M&S というスーパーマーケットが入っていたので、そこで食べ物を買った。調理済みの惣菜も売っていたが、日本のコンビニと違って使い捨てのスプーンなどはくれないから、食べようがない。ブルーベリー入りのマフィンと水で我慢した。

423 バスで Terminal 5 から一区間The Square というバス停に降りて、北方向に1ブロック戻る。イギリスのバスの路線図ではしばしばあることだが、路線図には The Square という名前は出ていない。到着時(19:30ごろ)には暗くなっていたし、詳細な地図を印刷し忘れていたこともあって、少し心細かった。

部屋には、TV・ドライヤー・電気ポット・紅茶などが置いてあった。バスタブはなくてシャワーだったが、こちらにしては珍しく、熱いお湯がずっと出た。部屋は二階だったのだが、エレベータがなく、狭い階段を重いスーツケースを持って昇るのが大変だった。

到着した夜は、TVも電気ポットもちゃんと動いたのだが、時差ボケで朝3時ごろに目がさめて紅茶を淹れようとしたら、ポットが動かない。TVも映らない。さては深夜は騒音防止のためにTVへの給電を止めているのかなと思ったが、7時を過ぎても映らない。同じコンセントに繋がっているポットも動かないし、ドライヤーも動かない、しかし換気扇や天井のライトは点くのでブレーカが落ちているわけでもなさそうである。壊したと言われて後で揉めるのも嫌なのでフロントに連絡したら、コンセントの元スイッチは入っているか、TVの裏面にある主電源はどうかと言う。もちろん確認済みである。そう伝えたら、「ソケットの故障じゃないかな? いつ出発するの? しばらくいるなら修理するけど」とか言うので、「いえいえ、もう出発します。ただ、報告しておきたかっただけで」と伝えたら、「そう。ありがとう」という感じで、別に責める感じもなく、無難にチェックアウトできたので幸いだった。