2023-10-15 (Sun)

近所の餃子の王将に行ったら、カウンター席はガラガラなのに、テーブルの人と一緒に 20 分くらい待たされた。予約システムには「テーブル席・カウンター・どちらもよい」の選択肢を用意してるのに意味がない。厨房が混んでるなら料理が遅れるのは仕方ないが、まず座らせてくれ。同様の問題を指摘しているツイートもあった。

後日追記: 上記の件を問い合わせ窓口に報告してみたら、ひたすら謝ってるだけのテンプレっぽい回答が帰ってきただけだった。「カウンター席が空いている場合は先に案内することになっていますが、従業員に周知できていませんでした」とか具体的な内容があればいいんだけど、そうなっていない。ただ、不愉快な思いをさせて申し訳ありませんとあるだけ。なんだかなあ。

慣用読み

漢字の慣用読み の記事を見た。

重複の「ちょうふく/じゅうふく」、早急の「さっきゅう/そうきゅう」が併存しているのは分かるが、捏造の「でつぞう」、撹拌・撹乱の「こうはん・こうらん」、輸出の「しゅしゅつ」、消耗の「しょうこう」、貼付の「ちょうふ」、漏洩の「ろうせつ」については聞いたことがない。いつ頃慣用読みが主流になったんだろう。

サ変動詞の五段・上一段活用化

古い小説を読んでいると、「達しない/達さない」「達しられる/達せられる」などの対立に気づく。漢語 + するの形のサ行変格活用動詞が、五段活用化したり上一段活用化する現象が完了しているものとしないものが混在しているからだという。「達しない」はサ行変格活用の未然形、「達さない」は五段活用の未然形。「達しられる」は上一段活用の未然形、「達せられる」はサ行変格活用の未然形(「せ」形は古語から受け継いだ形で、「ず」に接続する)。

なお、知恵袋は案の定いい加減な回答がベストアンサーになっており、現代語のサ行変格活用動詞であっても未然形「せ」が「られる」に接続できることを見落としている。

「サ変動詞の活用のゆれについて : 電子資料に基づく分析」「愛する・感じる・嫉妬する--「漢語+する」について」など、興味深い論文を見つけたので時間があるときに読みたい。

読んだ

  • なろうで「異世界クイズ王 5」が始まっているのに遅まきながら気づいたので最新話まで読んだ。シリーズが進むにつれて抽象的な話が多くなってきていたが、今回はクイズバトルという原点に戻った感じがして特に好き。

  • Science "The risks of radioactive waste water release"
    他国での排出状況や安全基準と、定量的に比較しており、この手の記事の中では一番説得力があった。

    • fathead minnow, perch, roach: どれも魚だが、和名を書いたところで日本にいない魚をイメージするのは難しい。Fathead minnow については汚い水でも耐えるが奇形が出やすいので、指標として用いるらしい。
    • comet assay: 細胞を寒天上に一つ一つ分散させて電気泳動すると、二重鎖切断を起こした DNA が流れて彗星の尾のように見えることを利用した DNA 損傷試験。一方、切れていない染色体は大きすぎるのでほとんど動かず、尾にならない。