論文メモ: SHARP の文献

論文を読んで多少なりとも感じたことがある時は、記録を残していくことにする。

Generation, representation and flow of phase information in structure determination: recent developments in and around SHARP 2.0 Acta Cryst. (2003) D59 を読んだ。experimental phasing の歴史と、SHARP について。

位相の確率分布は、Hendrickson Lattman 係数によって表現されるが、これは、原点を中心とした円周上の分布である。実際の計算を進めると、中心が原点以外となるし、半径にも幅ができる。そのため、HL係数の ABCD に加えて、中心、半径、そのσを合わせた8パラメータで位相を表現するようにしたのが SHARP 2.0 の改良点だという。

位相決定については、あまり勉強していないので、基本的な文献を1つ1つ押さえていきたい。