行列の読み方

多次元のデータを扱うことが多いせいか、統計や最適化の説明には、行列を使って書かれた式が多い。微分積分や総和記号へのアレルギーはないつもりだが、行列がごちゃごちゃと出てくると、ついつい目を背けたくなってしまう。
その時に心がけていることをいくつか。

  • 計算の結果がスカラーになるのかベクトルになるのかをまず確認する。以前書いた「型を意識する」の一例だ。
  • 2次元の場合で、成分ごとに具体的に書き下してみる。
  • 対角成分は「そのもの」の影響、非対角成分は「他の要素との混ざり合い」である場合が多いので、それを意識して読み解く。