2013-07-26から1日間の記事一覧

Wilson 分布を確認していたら、「確率変数の和の小数部分の分布」やら「二次元ランダムウォークの成分の独立性」が問題となった

原子が単位格子中にランダムに散らばっているとしよう。i番目の原子の座標(fractional coordinate)を、原子散乱因子をとすると、結晶全体からの散乱は指数を h として、で表される。なお、この手の式ではいちいち書かないのが普通だが、 は指数 h に依存する…

確率変数の変数変換

以前もこの話題をやったが、手を動かしていろいろ実験した結果、前よりも腑に落ちた(感覚的にしっくりくるようになった)ので再度まとめ。まず、簡単な場合。[0, 2]の範囲の一様乱数 X がある。その密度関数は f(x) = 1/2、変域は[0, 2]である。Y = 2X と変数…