条件を満たすセルを数える

普段は R でデータを処理しているが、出力を interactive に閲覧するには、Excel や Calc のほうが都合がよいこともある。とくに最近気に入っているのが「条件付き書式」である。条件として式を指定し、閾値などを別のセルを参照するようにしておけば、セルの値を変えるだけで、一面、色が変わって見やすい。

さて、「閾値以上のアイテムがいくつか」も表示したくなった。COUNTIF 関数を使えばいいらしいが、第二引数の「条件」の指定方法が自明ではない。すこし苦労した結果、

 =COUNTIF(D4:D1000,">"&$A$1)

が正解だと分かった。これは、D4:D1000 の中で、A1 セルよりも大きな値が入っているセルを数える。

COUNTIF関数の第二引数は、条件式を「文字列」として与える。「そのセル自体」を示す変数を書かなくてよいのが、条件付き書式での条件指定とは違うところ(条件付き書式で複数条件 - biochem_fan's note)。例えば、「100以上」だったら ">100"でよい。

問題は、他のセルの値を参照したい場合。">$A$1"としても、A1 セルの値には展開されないので、文字列結合演算子 & を使って条件式を組み立てる必要がある。