GRUB のインストール先ミス
あるマシンの SSD を交換した上で Debian をインストールしたかったが、boot DVD を作るのが面倒なので、SSD を別マシンに取り付けてそこで Debian の初期インストールを行うことにした。
netboot 用の vmlinuz と initrd.gz を既存 SSD の中に置いて、GRUB でそこから起動。ところが、インストール時に target SSD のほうに UEFI system partition を指定したにも関わらず、メイン SSD の GRUB が破壊されてしまった。target SSD を外すと GRUB のメニューが出ず、コンソールになる状態。/boot/grub.cfg
などが読めていなさそう。
まず、host SSD のほうを修復。
insmod ext2 insmod part_gpt set root=hd1,gpt2 linux /boot/vmlinuz root=/dev/sdb2 initrd /boot/initrd.img boot
などとして起動して、
update-grub2 grub-install
で復旧。
一方、target SSD のほうは、/boot/efi
として host SSD がマウントされていたのが原因(なぜそうなったんだろう)。
AskUbuntu "Move bootloader or remove efi partition in second drive" を参照して、
lsblk -o name,uuid
で正しい UUID を確認して /etc/fstab
を修正し、マウントしなおし。
grub-install /dev/sdc # その SSD update-initramfs -u -k all update-grub
として修復できた。
ところが、この SSD を目的のマシンに移植していざ起動しようとしたら起動しない。Debian の GRUB2 は EFI system partition の debian/
以下にあり、デフォルトの \EFI\Boot\bootx64.efi
がないからである。やむなく super grub2 disk からブートして、update-grub2; grub-install
を再度行った。この super grub2 disk を USB メモリに書き込むにあたっては、ファイル単位でコピーする unetbootin ではダメで、cp boot.iso /dev/sdX
のように破壊的に書くしかなかった。
結局、実機でインストールしたほうが早かったorz
ONE microscopy
Nature "‘Democracy in microscopy’: cheap light microscope delivers super-resolution images"
膨張顕微鏡法と超解像技術の組み合わせ。蛋白質も切断したうえで膨張させることで、光学顕微鏡なのに蛋白質の形が分かると主張している。理屈は正しいが、切断や膨張時は uniform には行かないだろうから、電顕の負染色や ATM 同様、「見た目」からかなり差し引いて解釈しないといけないだろう。この手法では、重み付けや分解能の検証が確立しないと、大変なとになりそう。
I feel uncomfortable using the original (before expansion) length scale as resolution in expansion light microscopy... Expanding single proteins by proteolysis is interesting but the interpretation needs utmost caution (as in negative stain EM and AFM). Do they have a way to validate and weight resolutions?
読んだ
PC watch "ASUS のプレゼンスが実証する PC ベンダーというビジネス"
ASUS は確かに面白いマシンが多いから興味はあるんだけど、メモリが増やせなかったりして選びづらい印象。ASCII "ロードマップでわかる! 当世プロセッサー事情 第 716 回 Radeon Pro W7900/W7800 が異様に安い価格で投入される理由 AMD GPU ロードマップ". 安いというのは A6000 等との比較であり、コンシューマ向けのやつに比べると当然ながらだいぶ高い。中身はメモリ以外ほとんど同じなのに。
The Verge "AI Drake just set an impossible legal trap for Google". 歌手にそっくりな声を合成した YouTube ビデオを削除しろと音楽会社が言っているが、その言い分を認めて削除することは、同じように無断で学習している Google 自身の首を絞めることになるという話。
AI の責任を誰が取るかという問題
「責任を取る」が金銭的賠償とかなら分かるんだけど、「頭を下げさせる」とか「辞任させる」とかははっきり言って鬱憤を晴らすという感情的効果しかないということに人類が気づき、これをきっかけに感情をもとに他人に働きかけることから脱却すべきだと思う。