job interview

某所で job interview を受けてきた。研究テーマ的にはかなり合うのだが、自分の生活能力が低い(自炊できないから、職員食堂がないと困る)とか、生活リズムの変動に脆弱(頻繁な当直は無理)とか、ラボの「日本的なノリ」が気になる(「休日に皆でスポーツに行こう」みたいな事実上強制の親睦イベント)とか、science 以外の部分がネックになっている。ユーザサポート的なことは専門の人を雇う、勤務時間外はプライベートで放っておいてくれる(日本みたいに飲み会やラボ対抗草野球や旅行を強制されない)からヨーロッパが好きなんだけど、どうもここは例外らしい……。あと、ボスが事実上2人いて、この間で板挾みになる可能性も危惧している。

相手はどうやら自分のことを評価してくださっているようで、それはありがたいのだが、それと同時に、普通は想像もしないような難点を抱えているのが自分なので、申し訳ないような気持ちでいっぱいである。

贅沢言いすぎと思われるかもしれないけれど(例えば物価・税金が高いのを考えても給与は破格に良い)、過去の失敗を踏まえ、懸念要素はちゃんと列挙して、先方と交渉した上で決める事にした。始めてからやっぱりダメになって止めるより、お互い良いと思うし。

その結果行く所がなくなったら、結晶学を仕事にするのは諦めて、趣味としてやります。というか、今の環境が幸せすぎたし、小さいながらも、何かをすることができた*1ので、ある意味満足してしまった。仮に帰りの飛行機が落ちても未練はないと言えるし、むしろ、それでさっぱり全てが終わってしまったほうが綺麗なような感じさえする。

*1:CrystFEL の指数付けまわりの改良。本家に取り込まれる予定