イギリスの Tier 4 general student visa 取得メモ

現在所属している大学院で double degree program が始まり、10月から Cambridge に1年間留学することになったので、昨日 8/21、大阪のビザセンタに Tier 4 general student visa の申請に行ってきた。いろいろな人のページを参考にしたので、私も次の人のためにメモしておこう。ただしイギリスのビザ制度は頻繁に変わるので、必ず最新情報を自分でチェックしてほしい。

イギリス留学ガイド : 2013年7月最新イギリス学生ビザ(Tier4 General Student Visa) 申請必要書類 が一番役に立ったので、これに補足する形で。

オンラインでの申請

ビザ申請は、オンラインで http://www.visa4uk.fco.gov.uk/Welcome.htm から行う必要がある。£298も取られる。生協の Tuo カード(VISAカード)で支払いをしようとしたのだが、なぜか拒否されてしまって、支払いできなかった。カード会社に電話したところ、不正使用の恐れがあるということでセキュリティが働いたらしい。店頭での支払いの場合は、カード会社から店頭に電話をかけて本人確認するらしいが、オンラインショッピングの場合は一律に拒否されてしまうという。本支払いは、本人による使用である旨を伝えセキュリティを解除してもらったところ、支払いできた。

CAS

Tier4 student visa の場合、受け入れ先大学が一種の身元保証人となるわけで、移民局(UKBA)にオンラインで「この学生を本当に受け入れます」という登録する。その際の番号が CAS。

原本は申請者には届かない。番号と「こういう内容で登録しました」という連絡が大学からメールで来た。

Appendix 8

CAS の内容と一致している必要がある。上記の「大学からのメール」に従って記入する。イギリス留学ガイド : イギリスビザ申請 オンライン申請書の入力ミスの対処方法について にあるように、二重線+署名で訂正可能。

申請予約

VFS global japan のサイトで予約し、伝票を印刷して持っていく。前日夜に時間を変更(reschedule) しようとしたら、もう無理と表示されたので注意されたし。

パスポート、パスポートコピー

パスポート原本に加え、コピーが1部必要。忘れてもビザセンタでコピーを取ってくれるが、コピー代として50円を余分に取られる。

期限切れの古いパスポートは持参しなかったし、特に要求はされなかったが、本当は持っていったほうがいいらしい。

証明写真

規定 http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/sitecontent/applicationforms/flr/photoguidance0409.pdf がすごく厳しい。自動の証明写真機よりも、写真屋で撮ってもらったほうが確実。「パスポート用」と言わずに、上記の規定を印刷して持って行って自分で説明するべき。

特に「罠だな」と思った点は以下の3つ。

  1. 全体の大きさは35x45mmでパスポートと同じだが、顔の高さがmm単位で決まっている。ビザセンタでは定規をつかってチェックされた。IELTS 用写真は顔のアップが要求されるが、ビザ写真はそれよりも引き気味なので、同じ写真は流用できないと考えるべき。
  2. 背景は light grey か cream。日本では青背景も一般的だが、これはダメ。私はこれを見落としていて、一度取り直すハメになった。
  3. メガネはかけていてもいいが、外したほうがよい。IELTS はメガネ絶対不可。

ビザセンタ

入り口で身体検査される。携帯電話や iPad などは電源を切れば持ち込めた。

書類は、パスポート番号やCAS番号はチェックしてくれるが、記述内容については一切相談に乗ってくれない。「ご自身の判断でお願いします」の一点張り。私は、過去の渡航歴の部分で「approximate date」というのが、"3 months trip in 2010" くらいの記述でいいかなと思っていたのだが、出す直前で不安になったので、パスポートのハンコのページを確認して、"DD. MM. YYYY to DD. MM. YYYY" と厳密に書いた。一部は前のパスポートの時代だったので、実家に電話して調べてもらった(ただし、携帯電話を使うには、一旦セキュリティチェックの外に出る必要がある)。

卒業証明・資金証明・英語力の証明

日本国籍を持つ者が highly trusted higher education institute (HEI) に留学する場合は、受け入れ側が入学審査の一環として、学位や資金や英語力の確認をしたという扱いになり、それがCASに明記されるので、これらの書類は不要である。念のため持っていったが、提出不要と言われた。ただし Webサイトによると、提出を要求されることもあるらしい。

結局、CAS番号が通知されてきたメールを印刷したものと、大学の入学受け入れ証明(Confirmation of Offer) を提出した。

期間

フィリピンのマニラにある本部にパスポートを空輸して処理するらしい。平均3週間だが、台風の季節は飛行機が遅れたりして、もっとかかりうるとのこと。

1570円払えば、書留(?)でパスポートを返却してくれる。受取人の名前が、申請者の名前や住所と一致している必要はないとのことで、実家などへの返送も可能。