2013-09-06から1日間の記事一覧

R でバイナリファイル (MTZファイル) を読んでみる

R でバイナリファイルを読む練習をした。クロマトグラフィーのデータや結晶学のデータファイル(MTZファイル)など、バイナリファイルを直接読めると便利だ。R では、file 関数でファイルを開き、seek で目的の箇所に移動して、readBin でデータを読み込む。仕…

原子散乱因子のGaussian展開

原子散乱因子のうち、異常分散の影響を受けない項 は角度に (sin theta over lambda で stol と略される)の形で依存する。これを、ガウス関数の和に展開してとして扱うことが多い。係数は、電子の波動関数を Gaussian-type orbital を基底にして量子化学計算…

ラプラシアンの極座標表示

ラプラシアンの極座標表示は、水素様原子のシュレーディンガー方程式を解く所などで必要となるが、手計算は非常に面倒である。Maxima での計算も普通にやろうとすると容易ではないが、ベクトル解析用の vect パッケージを使うと簡単にできるとのこと(Support…

極座標のヤコビアン

三次元空間の極座標表示は、 となる。そのヤコビアンの計算は手計算でも十分可能(たとえば 極座標のヤコビ行列とヤコビアン : 3次元 - 倭算数理研究所 参照)だが、練習のため Maxima でやってみる。 (%i3) jacobian([r*sin(theta)*cos(phi), r*sin(theta)*s…

原子散乱因子の異常分散項をプロットする

原子散乱因子 atomic scattering factor の異常分散項 f' と f'' は、CXRO X-Ray Interactions With Matter にある Atomic Scattering Factors から入手できる。Reference: B.L. Henke, E.M. Gullikson, and J.C. Davis. X-ray interactions: photoabsorptio…

複素関数の絶対値の微分

精密化では、構造因子を原子座標について偏微分したりすることがある。